忘年会!幹事の心得と、出し物、お酒の上手なつきあい方
12月に入り、世の中は忘年会シーズンになりました。会社の仲間や友人と、楽しい時を
過ごすためにも、店の予約や出し物、アルコール対策はしっかりしたいですよね。
ここでは、忘年会の歴史や幹事の心得、オススメの出し物や悪酔いをしない方法
などについてご紹介していきます!
由来は不明だが、室町時代には既に行われていた『としわすれ』
忘年会とは、年内の苦労を忘れるために年末に行われる宴会で、宗教的意味づけや特定の行事様式がない、日本の風俗の一種です。
海外へと目を向けると、
台湾や中国、韓国などの東アジア圏において共通の文化を見出すことができます。
しかしながら、英語文化圏においては
クリスマスと対比させた非宗教的な行事として見なされています。
忘年会の起源については明確には分かっておらず、いくつかの由来の異なる会合が
次第にひとつに融合して生まれたと考えられています。
『としわすれ』という言葉が初めて用いられたのは室町時代でした。
この頃にはすでに民衆行事として『としわすれ』と呼ばれる、
酒を飲んで乱舞する行事が存在していたことを示しています。
江戸時代には特権階級と呼ばれる人々の中で、
1年の憂さ晴らしをする行事になりました。
近代の忘年会がお祭りムードに変化したのは明治時代からであり、
『無礼講』などのキャッチフレーズで広まっていきました。
楽しい忘年会にするためには!?忘年会成功のコツ
忘年会シーズンに突入し、幹事を任された方も多いと思います。ここでは、忘年会を成功させるためのポイントについてご紹介していきます。
フリーペーパーでおなじみの『ホットペッパー』では、
HPで『コスパ講座』について掲載しています。
コスパとは『コストパフォーマンス』の略であり、
かけた金額に内容が見合っているかどうかという意味です。
忘年会や新年会の幹事の約70%が『反省点あり』と感じていて、
その反省点をHPから抜粋します。
①料金が高かった
②宴会の時間が短かった
③人数に対して席が狭かった
④料理・お酒に満足できなかった
多くの幹事たちの反省点を生かすために、
ホットペッパーでは『幹事のポイント』について載せています。
まず、①に対しては『適切な予算設定』と『飲み放題つきのコースを選択』、
『クーポンの活用』がポイントです。
また、②に対しては『集合時間をしっかり伝える』、
『3時間飲み放題などのプランにする』ということがポイントです。
③に関しては『参加者の要望を聞く』、
『個室に入れる人数をしっかりチェックする』ことが重要です。
そして最後の④に関しては『事前のリサーチをしっかりする』、
『料理やドリンクの種類が豊富な店を選ぶ』ことがポイントです。
特に会社の忘年会の場合は、上司の好みをしっかりと確認するのが
成功の秘訣だと言えます。
料理だけじゃ物足りない!忘年会は『出し物』にもこだわろう
忘年会では出し物をすることも多いと思います。ここでは、忘年会を盛り上げるための出し物についてご紹介します。
まず、多くの忘年会で行われているのが『ビンゴ大会』です。
幹事は景品を何にするか迷ってしまうと思いますが、オススメは『家電』と『宝くじ』です。
家電は最近話題になったものをチョイスすると喜ばれます。
2013年の忘年会なら、ロボット掃除機の『ルンバ』や油を使わずに揚げ物ができる
『ノンフライヤー』、新感覚のデザートが作れる『ヨナナスメーカー』、
布団専用クリーナーの『レイコップ』などが良いと思います。
また、女性が多く参加する忘年会であれば、美容家電などもオススメです。
続いてのオススメ景品は宝くじです。
抽選結果の発表までドキドキしながら過ごすことができますし、景品を渡すときに、
『宝くじが当たったらやりたいこと』についてスピーチをしてもらうと盛り上がります。
また、ダンスや一発芸などの出し物を行う忘年会も多いと思います。
今年は流行語が豊作だったこともあり、ドラマの『あまちゃん』や『半沢直樹』、
『今でしょ!』、『お・も・て・な・し』、『ふなっしー』
などのネタをやろうと考えている方も多数いると思います。
しかし、流行したものをモチーフにする場合は、
『他のグループと重複しないもの』を選ぶことが必要になってきます。
ネタが被ってしまうと盛り下がってしまうことが多いので、
他のグループの動向をチェックして、出し物を決めていきましょう。
お酒と上手に付き合って、楽しい忘年会を!
学生やママ友の集まりはともかく、会社の忘年会では『お酒』との付き合い方が重要になってきます。
ここでは、悪酔いしないための方法や、
悪酔いした場合の対処法などについてお伝えします。
楽しい気持ちで新年を迎えるためにも、
お酒との付き合い方をしっかり知っておきましょう。
悪酔いしないためには、以下のことに気をつけましょう。
■自分の飲める量を知っておく
■飲みすぎない
■いろいろな種類の酒を飲む『ちゃんぽん』をしない
しかし、忘年会ではなかなかこれを守ることは難しいと思います。
そこで、忘年会の前と最中には次のような対策をしましょう。
■肝機能を高める成分を持つ『ウコン』を飲酒前に飲む。
■枝豆・豆腐などのタンパク質が豊富な食材と一緒に飲む(空腹で飲むのはNG)。
それでももし悪酔いしてしまった場合の対処法は以下のようになります。
■軽度なら、吐かせて100%のグレープフルーツジュースを飲ませる。
■重度なら横向きに寝かせて服を緩め、意識のしっかりした人が付き添う。
→それでもダメなら迷わず救急車を呼ぶ
楽しいはずの忘年会で、急性アルコール中毒になってしまっては元も子もありません。
1年を締めくくる忘年会を成功させるためにも、
幹事は特にお酒に気を配るようにしましょう。