確定申告の煩わしさを軽減するe-Taxとは?

正月が開けると、
そろそろ確定申告の準備に取り掛かる方も多いと思います。

書類記入や外出の手間が掛からない
『e-Tax(イータックス)』についてご紹介します。


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オンラインで税金の申告ができるサービス

『e-Tax』とは、日本の国税に関する
国営のオンラインサービスのことです。

正式名称は『国税電子申告・納税システム』で、
国税庁が開発・運営をしており、申請や納税などに利用できます。

e-tax

また、いくつものセキュリティが施されていて、
中でも利用者の『電子証明書』による認証が大きな特徴です。

また、連動機能の電子納税にはインターネットなどで支払いができる
『ペイジー』というシステムが活用されています。


e-Taxを始めるに必要な環境とは?

続いては、e-Taxを始めるには具体的に
何を用意すれば良いのかについてご説明します。

個人が確定申告をする場合は、国税庁HPにある
『確定申告書作成コーナー』から申請を行う必要があります。

この場合はe-Taxソフトを導入しなくても大丈夫ですが、
電子証明書の認証のため、住民基本台帳ネットワークカードと
カードリーダが必要となる点は変わりません。


【申告に必要なもの】
■インターネットに接続したパソコン
■e-Taxソフト(WEB版、非WEB版)
 法人の電子申告の際には、WEB版よりも申告できる範囲が広い
非WEB版が必要になりますが、市販の会計ソフトでも電子申告は可能です。

■ICカードリーダライタ
■電子申告開始届出書の提出
■住民基本台帳ネットワークカードなどを利用した電子証明書の取得
■電子納税を行う場合は、それに対応した金融機関への申し込み


このように、e-Taxを始めるには結構な準備が必要です。

私は医療費控除で税金の還付を受けるために、
確定申告を毎年行っています。e-Taxを利用しようとも思いますが、
いろいろな機器の導入と還付される金額や申告の手間を天秤にかけると、
私の場合は手書きの方が得なのではないかと思っています。


e-Taxのメリットとデメリット

続いては、e-Taxのメリットとデメリットについて
少し触れたいと思います。

何といってもメリットは迅速性と効率性です。
そのため、法人や税理士による利用が増加しています。

例えば、医療費の領収書や源泉徴収票などは
記載内容を送信すれば、提出や提示の代わりになります。

ただし、税務署から後日提出や提示を求められる場合があるので、
申告期限後7年間は保存しておくのが良いでしょう。

また、還付申告においては紙で提出した場合と比べて
還付が約3週間早くなります。

そして、e-Taxを使うと1回きりですが
所得税額から控除を受けることができます。

それに対してデメリットは
やはり導入するのに多くの障壁があることです。

パソコンに疎く、なおかつ確定申告にも詳しくない人にとっては、
利用するハードルがとても高いです。

国税庁はe-Taxを個人納税者に普及させようとしていますが、
全ての納税者がe-Taxを使うようになるのはまだまだ先なのではないかと思います。


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