雪と氷の芸術 さっぽろ雪まつり!期間は?

北海道の冬の風物詩といえば、なんといっても『さっぽろ雪まつり』です。

さまざまな物をモチーフにした、大規模な雪像・氷像は観客の心を掴んで離しません。毎年、雪まつりシーズンになるとテレビ各局でその様子が放映されます。

しかし、実物の迫力はテレビとは比べ物になりません。
ここでは、さっぽろ雪まつりの歴史や概要、2014年に開催される第65回の期間などの情報をまとめたいと思います。


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始まりは1950年!今年で65回目の雪まつり

さっぽろ雪まつりは、北海道における冬の一大イベントとして数えられます。

雪まつりが始まったのは1950年のことで、地元の中高生が6つの雪像を大通公園に設置したことがきっかけで始まりました。雪合戦や雪像展、カーニバルなどを合わせて開催し、5万人あまりの人出があり、予想以上の反響でした。

これ以降、札幌の冬の行事として市民に定着していくことになりました。

1953年には高さ15メートルの大雪像『昇天』が初めて作られました。
1955年には自衛隊が参加し、大規模な雪像作りに挑戦しました。

1959年の開催時には初めてテレビや新聞などで紹介され、翌年からは北海道以外からの観光客も増えて大盛況となりました。

そして、1972年に札幌で開催された冬季オリンピックにより、雪まつりが世界中に広まりました。
1974年はオイルショックにより試練とも言うべき雪まつりとなりました。

雪を運ぶトラックの燃料が手に入らなかったことから、雪像の中にドラム缶を入れるなどの工夫で乗り切りました。また同年から『国際雪像コンクール』も開催されるようになりました。

シドニーやミュンヘンなど、札幌とつながりの深い外国地域の雪像が制作され、国際色あふれるイベントへと進化しました。

現在では、毎年200万人を超える観客を集めるビッグイベントとなっていて、自衛隊や札幌市職員、市民グループや民間団体、外国人グループなどが雪氷像作りに参加しています。



3つの会場で繰り広げられる、7日間のイベント

さっぽろ雪まつりは、2014年の開催で実に65回目となります。会期は2月5日(水)から2月11日(火・祝)までの7日間です。

会場は3つあり、大通公園西1丁目から西12丁目までの『大通会場』、札幌市スポーツ交流施設の『つどーむ会場』、南4条通りから南6条通りまでの『すすきの会場』があります。

雪氷像は合計で199基設置され、大通会場が113基、つどーむ会場が26基、すすきの会場が60基となっています。

1月7日に『雪輸送開始式』が行われ、滝野霊園やサッポロさとらんどなどから採った雪を5トントラックで約6500台分運びます。

それでは、それぞれの会場の特色についてまとめていきたいと思います。


【大通会場】
札幌の都心を東西に横切る大通公園において展開されます。会場には大雪像から市民雪像、国際色豊かな雪像などがあり、バラエティに富んだ雪像を見学することが可能です。


【つどーむ会場】
すべり台などが設置されているので、子供から大人までが北海道の自然の中で雪と触れ合うことができます。屋内スペースには大規模な休憩所や飲食ブース、ファミリー広場などがあります。


【すすきの会場】
『氷を見る』から『氷を楽しむ』をテーマに、氷像を展示しています。また、氷像に触れたり乗れたりするふれあい広場や、撮影スポットとしてイルミネーションストリートなどを提供します。



雪まつりには暖かい服装&公共交通機関で行こう!

最後に、さっぽろ雪まつりに行ってみたいという方に、
会場へのアクセス方法や服装などについてお伝えしたいと思います。


【服装】
2月は1年のうちでもっとも寒い季節で、2013年の2月上旬の平均気温はマイナス3.1℃でした。さっぽろ雪まつりでは長い時間、外を歩くことになるので、暖かい服装を心がけましょう。具体的には、シャツ・セーター・コートの3枚重ねくらいが適切であり、コートは薄手のものではなく、スキージャンバーのような本格的なものが望ましいと言えます。また、帽子や耳あて、手袋、使い捨てカイロも忘れずに持っていきましょう。

また、路面が凍結していることが多いため、裏面が細工された冬用の靴でないと歩くのは困難です。しかし、そういった靴を持っていない方のために、靴の上から装着する『滑り止め』を駅売店で売っています。ちなみに、価格は1つ500円くらいとなっています。


【入場料・見学時間】
どの会場も、入場料は無料となっています。大通会場は自由に見学でき、午後10時までライトアップされています。つどーむ会場は会場時間が午前9時から午後5時となっています。すすきの会場は氷像が午前0時(最終日は午後10時)までライトアップされています。


【交通アクセス】
新千歳空港からの会場までの運賃は片道・大人1040円で、所要時間は36分です。午前8時台から午後7時台までは15分毎に発車します。各会場へのアクセスは以下のようになっています。

・大通会場:大通駅(地下鉄南北線、東西線、東豊線)を下車してすぐです。
・つどーむ会場:栄町駅(地下鉄東豊線)より徒歩8分です。また、市内各所からシャトルバスが運行します。
・すすきの会場:すすきの駅(地下鉄南北線)を下車してすぐです。

 
雪まつり以外にも、札幌には観光スポットがたくさんあり、
ラーメンなどの食べ歩きもオススメです。

テレビなどでも雪まつりの様子が放映されますが、実物の迫力にはかないませんので、興味がある方はぜひ札幌まで足を運んでみてくださいね!


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