春から始めよう!ガーデニング初心者の基本 道具や苗の選び方
春は何か新しいことを始めたくなる季節ですね。
家の周りが殺風景だと感じたら、『ガーデニング』に挑戦してみるのはいかがでしょうか?
ガーデニングはイギリスで始まった園芸であり、日本でも1990年代くらいからブームになりました。
ここでは、ガーデニング初心者が揃えておくべき用具や、花や実をたくさん付ける元気な苗の選び方などについてご紹介していきたいと思います。
春からガーデニングを始めて、花や植物に囲まれてみませんか?
ガーデニングは現代人の心のオアシス
ガーデニングとは、庭やベランダで花や植物を育てることを指します。日本においては1990年代くらいから人気を集めるようになりました。
もともと日本人が植物好きであったことに加えて、ストレス社会に生きる現代人が花や植物に触れることによって癒されたいという思い、中高年を中心としてゆとりある生活をしたいとの願いがあったことから人気が出たと考えられています。
また、中高年だけでなく若者もハーブ作りなどを通じて花や植物への関心を高め、独身者の部屋にもミニ観葉植物やミニ盆栽が飾られるなど、人々の生活の中にガーデニングの発想が根付いてきています。
さて、西欧風ガーデニングの元祖はイギリスだと言われています。産業革命以降、世界中から造園材料を集め、各家庭で花や植物を育てていきました。
イギリスでは早くからガーデニングが心と身体に良いと注目されていたので、18世紀に入ると精神疾患のリハビリとして用いられるようになりました。
その後、近代医学の発達によってしばらく忘れられていましがた、20世紀半ばで園芸療法として復活しました。
最初は100均のもので十分!揃えておきたい道具とは?
続いては、ガーデニングを始めるにあたって揃えておくべき道具についてまとめたいと思います。プランターを用いる場合や庭に直植えする場合などがありますので、ガーデニングを行いたい場所や方法などによって、必要なものは少し変わってきます。
道具はホームセンターなどで揃えることができますが、『ちゃんと続けられるか不安…』という方は100円ショップで売っているものを試しに使ってみると良いと思います。
■・スコップ
片手で扱える、小さなものがオススメです。
■・じょうろ
空いたペットボトルでも代用可能です。
■・植物用のはさみ
痛んだ部分を切るのに使います。
■・鉢
20~25センチ程度の、7号か8号が使いやすいです。
日当たりや季節などによって移動させなくてはならない場合も多いので、大きすぎると1人で運べなくなります。
■・鉢底網
鉢の底には穴が空いているので、その部分にこの網をかぶせます。
穴から害虫が侵入するのを防ぎ、水やりの際に土が流出するのを防ぎます。
■・鉢底石
鉢底網を敷いたら、鉢底石を入れます。
軽石などが素材となっていて、鉢の通気性と水はけをよくする効果があり、こうすることで根腐れを防げます。
■・スタンド
鉢を置くことにより、地面と鉢が触れないようにするための道具です。
地面に直接鉢を置くと、コケやナメクジが発生することがあります。
■・土
野菜用や草花用と書いてあるものを使うようにします。
■・肥料
粒状のものや液状など、さまざまなタイプがありますが、薄めて使うものが使いやすいです。
■・農薬
農薬は怖いというイメージがあるかもしれませんが、正しく使えばとても便利です。
初心者が無農薬でガーデニングを行うのは難しく、害虫の駆除を手動で行うにはかなりの労力を要します。
元気に育つ苗を見極めるのがガーデニング成功の鍵
さて、必要な道具を用意したら、いよいよガーデニング開始です。季節や好みによって、好きな植物を植えていけば良いですが、せっかくなら元気な苗を選んで長く楽しみたいですよね。
ここでは、元気な植物苗を選ぶポイントについてまとめたいと思います。
◆・葉数が多い
植物は適切な環境で育てられていると、株自体に栄養が蓄えられています。
そして、たくさん葉を出してより成長しようとします。このことから、葉数が多いと元気な苗であると言えます。
◆・茎・枝が太い
茎や枝がしっかりと太く、間延びしていないものを選びましょう。
◆・根詰まりしていないもの
植物苗はビニールポットで売られていることが多いですが、まれにポットのふちや下の穴から根が出ているものを見つけます。
この場合は根詰まりを起こしている可能性があり、植え替えても水分を上手に吸収できないことがあるので、このような苗は避けます。
◆・花芽の数が多い
つぼみが付いている苗を購入する場合は、たくさん付いているほうが元気な苗だと言えます。
このようなことに注意して、植物苗を選んでみてくださいね。
ホームセンターにはたくさんの苗が売っているので、店員さんとも相談しながら選んでみてください。
私の実家の近くでは、月に数回ガーデニング愛好者が自宅の庭を一般開放するというイベントを行っています。
近所にいるガーデニング上級者や雑誌などの庭を参考にするのも、とても勉強になると思います。
今年の春は、ガーデニングで素敵なお庭造りを始めてみませんか?