イースター(復活祭)に欠かせないイースター・エッグとは?
あなたはイースター・エッグをご存知ですか?
私の場合、中学生のときに英語の教科書で見た記憶がありますが、
実物を見たり作ったりしたことはありません。
イースター・エッグとは
イエス・キリストが死んでから復活したことを祝うために
特別に装飾を施した鶏卵のことです。
ここでは、イースターの概要はもちろん、
イースター・エッグの作り方について2パターンご紹介します。
キリスト教の国々では もっとも大切な『イースター』
イースター・エッグとは、復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、
特別に飾り付けられた卵を指します。
復活祭前40日間は、肉、乳製品、卵を食べることが禁じられています。
鶏を飼っている家ではその間に生まれた卵を食べずにとって置きます。
たまった卵を復活祭にまとめて消費する。
というのが、復活祭と卵の関係のようです。
もともとは染めたり塗ったりした卵を使います。
現代ではチョコレートで作ったり
ジェリービーンズなどのキャンディを詰めた
プラスチックの卵で代用したりするようになってきました。
プラスチックの卵には現金を入れることもあります。
お菓子を詰めたイースター・エッグについては、
お菓子業界が工夫をして色々なものを提供しています。
砂糖細工などの装飾技術を駆使した
繊細な作りのものも存在しています。
By Jan Kameníček (投稿者自身による作品) [Public domain], via Wikimedia Commons
麦わらで飾られたイースター・エッグ、チェコ
復活祭とは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが
3日目に復活したことを祝う
キリスト教においてもっとも重要な祭のことです。
多くの教会では特別な礼拝が行われ、
イースター・エッグなどのさまざまな習慣や行事があります。
復活祭は基本的に、
『春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日』に行われるため、
年によって日付が変わる移動祝日です。
キリスト教が優勢な国においては、
復活祭の翌日の月曜日も休日にされていることもあります。
イギリス北部では、イースターの時期に
『エッグ・ジャーピング』・『エッグ・タッピング』
として知られる伝統的なゲームが行われます。
固ゆでの卵が配られ、
それぞれが自分の卵を他のプレーヤーの卵にぶつけ、
最後まで無傷な卵の持ち主が勝者となり、
敗者は自分の卵を食べるというルールです。
また、アメリカでは野原に卵を散らばして、
それを探す『エッグハンティング』大会が行われます。
中でも1985年4月に開催された
『ガリソン・エッグハンティング大会』では
ゆで卵延べ7万2000個と飾り卵4万個を散らばして行われ、
ギネスブックに掲載されました。
復活祭の日付2014年-2020年
年 | 西方教会 | 東方教会 |
---|---|---|
2014 | 4月20日 | 4月20日 |
2015 | 4月5日 | 4月12日 |
2016 | 3月27日 | 5月1日 |
2017 | 4月16日 | 4月16日 |
2018 | 4月1日 | 4月8日 |
2019 | 4月21日 | 4月28日 |
2020 | 4月12日 | 4月19日 |
飾っておくのなら、殻だけでイースター・エッグを作るのがオススメ
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンとは異なり、まだ日本にはあまり浸透していないイースター。
しかし、最近では海外の文化をたくさん取り入れて、
毎日の生活を楽しんでいる方も大勢います。
今からはイースター・エッグの作り方をご紹介しますので、
これを機に皆さんもイースターを祝ってみては?
イースター・エッグはさまざまな作り方がありますが、
今回は『殻を使う方法』と『ゆで卵を使う方法』についてご紹介します。
【準備するもの】
■・卵
■・千枚通し
きりなどの卵の殻に小さな穴を開けられるもの
■・針などの細いもの
■・食品用色素
■・水彩絵の具
【作り方】
◆(1)卵の上下に小さな穴を開けます。
目安としては、息を吹き込める程度の穴が開いたらOKです。
◆(2)穴から針などの細いものを差し込んで黄身を割り
少しかきまぜます。このとき、穴から
ヒビが入りやすいので注意してください。
◆(3)開けた穴の片側から強く息を吹き込み
中身を出します。
◆(4)中身を出したら
外側と内側を水で洗います。
◆(5)器に食品用色素を溶かした水を張り
その中に(4)の卵を入れます。
◆(6)色がついたら
取り出して乾かします。
◆(7)殻が乾いたら、絵の具を使って自由に絵を描きます。
たくさんの色を使ったほうが、それっぽくなります。
すぐに食べるなら、ゆで卵で作るのがオススメ
続いては、ゆで卵で作る方法です。【準備するもの】
■・卵
■・クレヨン、テープ、ペンなどの装飾をする道具
■・シールなど
■・包装用ティッシュ、アルミホイルなど
【作り方】
◆(1)ゆで卵を作り水で冷やして
水気をよくふき取っておきます。
◆(2)装飾を施します。
(例)クレヨンやペンで絵を描く、食紅で染める。
柄つきのティッシュやアルミホイルで包む。
シールやテープで飾る。
2つのやり方で作るイースター・エッグ。
いかがだったでしょうか?
飾るのが目的の場合は、卵が悪くなるのを防ぐため
殻を使った作り方がオススメです。
一方で、装飾した卵をすぐに食べる場合は
ゆで卵で作りましょう。
まだ日本ではあまり知られていませんが、
家族や友達を巻き込んで楽しいイベントにしちゃいましょう!