太陽光発電とは?そのメリット デメリット設置時のポイント
東日本大震災による原発事故の影響で
『再生可能エネルギー』に注目が集まっています。
その中でも特に、『太陽光発電』は人気です。
2013年11月に経済産業省が住宅用の太陽光発電の補助金を
今年度いっぱいで終了させることを発表し
駆け込みで設置する方も大勢いるようです。
ここでは、太陽光発電のメリット・デメリットや
発電に必要な5つの機器についてご紹介します。
また、最重要とも言える『施工業者の選び方』についても触れていきます。
お財布と地球に優しい発電方式で、住宅に設置する方が多い
太陽光発電とは、太陽の光を太陽電池によって直接的に電力へと変換する発電方式を指します。
ビルの屋上や人工衛星など
さまざまなものに搭載されています。
今、多くの方が関心を寄せている
『一戸建て住宅の太陽光発電』についてお伝えしたいと思います。
まずは太陽光発電の特徴からご説明します。
太陽光発電の最大の特徴は
発電のための燃料は不要で
そのエネルギー源が無くならない
ということです。
現在では日本の総発電量の半分以上を火力発電が占めていますが
この発電方式は石油や石炭などの化石燃料を使用します。
そして、化石燃料の埋蔵量はあと40~50年とも言われています。
また、東日本大震災を契機として
『原発に頼らずに電気を作る』という流れが活発化しています。
そのため、多くの方が
自宅で太陽光発電をすることに関心を持っています。
太陽光発電のメリットは大きくわけて2つあり
『経済面』と『環境面』です。
経済面
太陽光発電は太陽が出ている間なら自家発電できるため
電力会社から電気を買う必要がありません。
夜は電気を買う必要がありますが
大幅に光熱費を削減することができます。
「蓄電池」を併設しておけば電気を買う必要はありません。
そして、余った電気は売ることができるので
売電収入を得ることができます。
環境面
メリットとしては
温暖化対策に有効であるということがまず挙げられます。
地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素をまったく出さないため
エコロジーであると言えるでしょう。
また、屋根にパネルを設置することによる
遮熱効果もメリットの1つです。
デメリット。
天候などの影響を受けてしまうため
電気を安定供給できないということがデメリットの1つです。
また、価格が依然として高いことも挙げられます。
太陽光発電には5つの機器が必要
さて、家庭で太陽光発電を行いたい場合はどのような機器が必要なのでしょうか。
太陽光発電に必要な5つの装置
▽太陽電池(モジュール、太陽光パネル、ソーラーパネル)
太陽電池の1枚全体は『モジュール』と呼ばれ
さらにその中にあるブロックのような1枚1枚を
『セル』と呼びます。
▽接続箱
太陽電池が発電した電気を集めて
後述の『パワーコンディショナー』に送るための機器です。
▽パワーコンディショナー(パワコン)
私たちが家庭で使う電気は『交流』です。
しかし、太陽電池で発電するのは『直流』であるため
そのままでは使えません。
この機器は、電気を直流から交流に変換するためのものです。
▽分電盤
パワーコンディショナーで交流へと変換された電気は
屋内の分電盤に送られます。
太陽電池で発電した電池を家庭内に分配するとともに
使いきれずに余った電気を電力会社に売れるように
外部に電気を送る役割も果たします。
▽電力量計(売電メーター・買電メーター)
電気をいくら売って
いくら買ったかを計測する電力量計です。
長くお付き合いするからこそ、信頼できる施工業者に任せるのが得策
実際に太陽光発電を導入する際の注意点などについてまとめたいと思います。
太陽光発電で大事なのは
『施工業者選び』です。
ここで選び方を失敗すると
後悔することになってしまうので
慎重に選びたいものです。
最近では、数々の業者が太陽光発電の工事を取り扱っていますが
中にはいい加減な業者もおり
トラブルになることがあります。
施工業者選びのポイントについて
ここでまとめます。
■・取り扱いメーカーの正規資格を持っていて
施工保険に加入していること。
■・自宅の現地調査をきちんと行い
正式な見積もりを提案してくれること。
■・設計図面をきちんと作成してくれること。
■・見積書の内容をきちんと説明してくれること。
■・施主の疑問や要望にきちんと応えてくれること。
■・太陽光発電の導入実績や経験が十分であること。
■・系統図 (どの機器とどの機器がどうやって繋がっているかを示した図)
を渡してくれること。
■・アフターメンテナンスに関して
説明をしてくれること。
以上のことを確認し、業者選びを行いましょう。
太陽光発電は高価な買い物です。
施工業者とは長期間お付き合いしていくことになります。
信頼できる業者をしっかり選ぶことが大切です。