「オランダ・ハーグ派展」東京と福井の日程はいつ?
オランダを代表する画家として、17世紀に活躍した
レンブラントやフェルメール、19世紀末のゴッホなどが挙げられます。
その間の19世紀後半の時代には、ゴッホにも影響を与えたとされる
「ハーグ派」が活躍していました。
2013年から全国各地を巡回する「オランダ・ハーグ派展」が行われており
6月29日までは東京で開催されています。
ここでは、ハーグ派の特徴や展覧会の概要などについてお伝えしたいと思います。
日本ではあまり知られていない「ハーグ派」
オランダ絵画で有名なものとして、レンブラントやフェルメールらの巨匠を輩出した17世紀の名作や、19世紀末のゴッホの作品があります。
しかし、その狭間の時代にオランダでは重要な絵画の流れが生まれていました。
19世紀後半の「ハーグ派」の画家は、ゴッホにも影響を与えたと言われています。
ハーグ派とは、ハーグを主な拠点としてオランダの自然と
田園・漁村の風景を写実的に描いた画家たちの総称です。
オランダならではの平坦な大地や広い空
長い運河と風車などが好んで題材に選ばれました。
出典 http://bimajo.jp/blog/takeyama/2014/04/post-192.html
「ハーグ派展」は2013年から全国を巡回中
東京・西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館では、2014年4月19日から「オランダ・ハーグ派展」を開催しています。
この展覧会は2013年から約1年かけて全国を巡回しているもので
山梨県立美術館から新潟県立美術館、ひろしま美術館、下関市立美術館
郡山市美術館を経て、今回の東京での開催となりました。
ハーグ派の画家を紹介する本格的展覧会というのは日本初の試みです。
続いては、東京で開催中のこの展覧会の概要についてお伝えしていきます。
□・【開催期間】
2014年4月19日(土)~6月29日(日)
※月曜休館
□・【会場】
損保ジャパン東郷青児美術館
東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42階
□・【開館時間】
午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前までです。
□・【観覧料】
( )内は前売り料金及び20名以上の団体料金になります。
前売り券はチケットぴあ、ローソン、セブンイレブン、
ミュージアムカフェ(博物館・美術館情報サイト)にて
6月28日まで販売しています。
○・一般:1000円(800円) ○・大・高校生:600円(500円) ※学生証が必要 ○・シルバー(65歳以上):800円 ※年齢がわかるものが必要 ○・中学生以下:無料 ※生徒手帳が必要 ○・障がい者:無料 ※障害者手帳を提示することで、本人とその介護者(1名まで)が無料です。 被爆者健康手帳の場合は、本人のみ無料となります。 |
ハーグ派だけでなく、その前後の作品も展示するのが特徴
最後に、ハーグ派展のみどころをご紹介したいと思います。この展覧会ではオランダのハーグ市立美術館の所蔵作品を中心に
ハーグ派の作品のみならずハーグ派が影響を受けたとされるフランスのバルビゾン派
ハーグ派の影響を受けたゴッホと抽象画家ピート・モンドリアンの初期作品も
合わせて展示されます。
ハーグ派だけでなく、その前後の時代の作品も一緒に鑑賞することにより
それぞれの影響や関係性が分かって楽しめるのではないでしょうか。
このハーグ派展は東京での開催後、7月11日から福井県立美術館に巡回します。
日本ではあまり知られていない絵画を間近で見る機会ですので
興味がある方はぜひ訪れてみてくださいね!
上映会 当日自由参加『オランダの光』(2003年、オランダ、94分)
無料・定員各回200名
日時:5月25日(日)/5月31日(土)
いずれも午後1時~/ 午後3時~(開場は開始20分前から)
場所:損保ジャパン本社ビル2階(美術館と同じビル)