ツムラ19小青竜湯 花粉症に効く?副作用や効果は?
花粉症や風邪など、でつらい鼻水やくしゃみなどに
苦しんでいる方は多いと思います。
漢方薬は西洋薬とは異なり、人が本来持っている「自然治癒力」を
高めることに重点を置いています。
ここでは、花粉症にも効果があるとされる漢方薬小青竜湯について
ご紹介します。
小青竜湯はツムラやクラシエから19番で出ています。
私は妊娠中に処方されて以来
常備薬として鼻水がひどい時に服用しています。
改めて、その成分や服用の際の注意点などについてまとめてみます。
風邪やアレルギー性喘息などに効果的な漢方薬
「漢方(かんぽう)」とは、もともと中国(漢)で発達し日本に渡って独自の発展をしてきた伝統医学を指します。
人が本来持っている、「自然治癒力」を高めることに
重点を置いているのが特徴です。
さて、ドラッグストアなどでよく見る漢方薬の1つに
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」があります。
まずは、この漢方薬がどのような方に効くのかについて
お伝えしたいと思います。
小青竜湯は、消火器や呼吸器系の機能が低く
水分代謝が悪い方に適しています。
また、小青竜湯は
悪寒や発熱、浮腫、鼻炎、気管支炎、気管支喘息、アレルギー性喘息
慢性気管支炎、急性気管支炎、花粉症などの症状に効果的です。
小青竜湯には8つの生薬が入っている!
さて、漢方薬はさまざまな生薬(しょうやく)を組み合わせて作られますがこの小青竜湯にはどういったものが入っているのでしょうか?
少し専門的なお話になりますが、ご紹介したいと思います。
【小青竜湯に入っているもの】 ・麻黄(まおう):マオウ科の地下茎 ・桂皮(けいひ):クスノキ科のケイの若枝や樹皮 ・白芍(びゃくしゃく):シャクヤクの根 ・甘草(かんぞう):マメ科などの根 ・乾姜(かんきょう):ショウガの根茎を乾燥させたもの ・細辛(さいしん):ウスバサイシンなどの根や根茎 ・半夏(はんげ):カラスビシャクの塊茎 ・五味子(ごみし):チョウセンゴミシの成熟果実 |
喘息を抑える効果があります。
そして、白芍と甘草は、麻黄と桂皮の働きをサポートし
調和する役目を担っています。
また、その他4つの生薬は体を温めながら水分代謝を改善し
痰(たん)やせきを鎮めます。
漢方薬を服用の際は、専門家に相談しましょう!
続いては、小青竜湯の飲み方の注意点についてご紹介したいと思います。漢方薬は効き目がソフトではありますが、間違った飲み方をすると
症状が悪化する可能性がありますので、注意が必要です。
まず、症状についての注意点をお伝えします。
乾いたせきや、粘っこい痰が出る症状の際には、この漢方薬は適していません。
また、慢性的な症状や根本的な治療を行う場合は、漢方薬の専門家に
相談するのが良いでしょう。
続いては、飲み方についての注意点です。
一般的には食事と食事の間の空腹時や、食事をする1時間前など
胃に吸収されやすい時間に飲むのが良いでしょう。
しかし、胃腸が荒れやすい場合は食後がオススメです。
また、体質や症状に合わなかったり、ほかの薬と一緒に飲んでいたりする場合
不快な症状が出る場合があります。
異変を感じたら服用をやめ、医師など専門家に相談しましょう。
花粉症に効く漢方薬として、最近注目されている「小青竜湯」。
しかし、服用法を誤ると思わぬ事態に陥る危険性もあります。
したがって、漢方薬の購入・服用の際には専門家に相談するようにしましょう。