沖縄で森に出会う!
沖縄といえば海、さまざまなマリンスポーツを楽しめますよね。
それでは秋、冬の沖縄旅行はどうしましょうか。観光名所がたくさんありますので、それだけでも充分たのしめますが、実は沖縄こそ、山遊びが楽しいところなのです。
沖縄本島北部の自然地帯は、やんばる(山原)と呼ばれ、冬でも豊かな緑に覆われています。
亜熱帯ならではのワイルドな自然が人々を待っています。
森林セラピーという言葉が生まれるほどに、ここで過ごす時間はゆったりと流れ、いつのまにか日々の疲れや、心のしがらみがとれていくことを感じるのです。
そんなやんばるの楽しみ方を見ていきましょう。
やんばるハイキングの魅力
沖縄でハイキングをする魅力は、なによりもまず、その土地固有の自然との出会いです。亜熱帯気候で緑が潤う森の中には、他にはいない動植物がたくさん生命の営みをしています。ヤンバルクイナも見つけられるかもしれません。
ここには、沖縄の原風景が静かに残っていて、歩くだけでも悠久の時間を感じられて、圧倒されることでしょう。
また、沖縄の山は低山が多く、初心者でも登りやすいことが魅力です。多くが2~3時間のコース設定になっていますし、地元ガイドの案内つきツアーがたくさんあるので、安心して山を楽しむことができます。
おすすめの場所
■やんばる学びの森那覇から車で2時間、沖縄県北部の国頭村にある施設です。
2007年にアクティブゾーンがオープン、2011年には学びのゾーンが出来ました。
宿泊施設もあります。
まずはここでやんばるの自然環境について学んでから、インタープリター(自然解説員)同行のツアーに参加してみるといいでしょう。
カヌーツアーや、沢沿いを歩くコースもあり、子供からお年寄りまで楽しめます。
■ブロッコリーの森
やんばるの森には、ブナ科イタジイの木がたくさんあります。
これは遠目がモコモコとしていて、ブロッコリーに見えることから、地元ではブロッコリーの森とも呼ばれています。
沖縄本島一の高さを誇る与那覇岳(標高503メートル)には、やんばるの森の固有種もたくさんいます。山頂は自然保護のため案内は不可ですが、ハイキングコースは広々としており初心者向けです。小川が流れるポイントがいくつかあるので、水辺の生き物に出会えます。
このほかにも、国頭村のHPには、ハイキングコースがのっています。参考にしてくださいね。
(参考)癒しのやんばる~国頭村のHP
やんばるのマナー
遊歩道以外をむやみに歩くと、草木を踏みつぶすことになります。決められた道を歩きましょう。
また、餌を求めて道路に出たヤンバルクイナが車にひかれるという話はよく聞きます。
のんびりドライブを心掛けましょう。
沖縄の山と森、魅力的ですね。
冬は旅行代金もかなり安くなるので、ぜひ!秋冬の沖縄を発見してみてくださいね。