「浴衣帯の結び方」基本の帯結び~アレンジ2種類
夏が近づくにつれて、雑誌や新聞などで
花火大会の情報が掲載されます。
花火大会や盆踊りに浴衣姿で行くと
非日常の気分を味わえて良いですよ。
最近では、スーパーやファストファッションの店などで
安くて着るのが簡単な浴衣が多数販売されています。
ここでは夏祭りで友人にちょっと差をつける
浴衣の選び方や帯結びの方法について
ご紹介していきたいと思います。
帯結びにも種類がありますが
まずは基本の帯結びから!
流行や好みではなく、肌の色や体型によって浴衣を選ぶ方法
まずご紹介したいのが「浴衣の選び方」についてです。
浴衣には毎年トレンドがありますが
あまり意識しすぎると
周りの人とまったく一緒だったということになりかねません。
もちろん、自分が着たい浴衣を選んで買うのも良いです。
体型や肌の色によって選ぶ方法もあります。
洋服とは違う感覚で、浴衣を選んでみるのも良いと思います。
浴衣の選び方
【体型別】 ○・背が高い場合 大きな柄の浴衣がオススメです。 ○・背が低い場合 愛らしい小柄模様の浴衣が向いています。 ○・太めの場合 帯結びを大きめにします。 ○・細めの場合 浴衣を着る際にウエストにタオルを巻いて補正し 帯結びは小さめにします。 【肌の色別】 ○・色白の場合 明るい色調の浴衣を選ぶと 顔色が健康的に見えますのでオススメです。 ○・色黒の場合 白やピンクなどの薄い色よりも 藍色などの濃い色の浴衣が良いでしょう。 |
流行や自分の好みに合わせて選ぶのも良いですが
こういったことを知っておくと
本当に自分に似合う浴衣を見つけ出せると思います。
まずは基本的な「文庫結び」をマスター
続いてご紹介するのが、帯結びです。最近では帯結び済みで
後から差し込むだけの簡略なものも増えました。
本格的に浴衣を着こなすなら
帯結びも自分でやってみると良いと思います。
まずは、一般的な「文庫結び」からご紹介します。
文庫結び
■(1) 半分に折った手先(胴を巻くほうの先の部分)を
肩幅に取り右肩に預けます。
このとき、クリップで胸元に留めておくようにします。
■(2) 帯を体に巻きます。右脇で帯の下を右手で持ち
左手で手先の根元を持ち
右手を下に下げるようにしながら帯を締めます。
■(3) 右手の帯を右脇下から、斜めに織り上げます。
■(4) 体の中心で手先が上になるように交差させ結びます。
この際、手先とたれが垂直になるようにねじることで
結び目がゆるみにくくなります。
■(5) たれ先(手先とは逆の端の部分)より肩幅をはかり
たたんでいきます。
■(6) 羽の中心で帯のひだを取ります。
手先を羽の中心から最初の結び目の下を
くぐらせるように巻き、結びます。
2回巻いたら、残りは帯の上から
帯と帯板上に入れ、文庫の土台を支えます。
■(7) 文庫の形を整えます。
右手で文庫の中心、左手で後ろの帯下を持ち
一気に時計回りにまわして完成です。
基本ができたら、アレンジに挑戦!
基本の文庫結びをマスターできたらちょっとアレンジしてみると個性が発揮できます。
ここでは、帯結びのアレンジについて
写真と簡単な特徴についてご紹介します。
・蝶結び
帯の形が蝶やリボンのように見えるので
若々しさや可愛さを演出したいときにオススメの結び方です。
・花文庫結び
かっちりとした文庫結びから少し崩した形です。
華やかさがあり、世代を問わず使えるスタイルです。
今ご紹介したのは2種類のアレンジですが
ほかにもさまざまな帯結びがあります。
簡単に着られる浴衣も便利ではありますが、
今年はぜひ自分で浴衣の帯を結んでみてはいかがでしょうか?