国慶節とは中国の建国記念日!
国慶節という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ニュースなどでも何度か耳にすることのある国慶節とは、
どのような日なのでしょうか。
国慶節とは、中国の建国記念日のことです。
中華人民共和国では1949年の10月1日に、人民共和国成立式典が
北京の天安門広場で行われ、当時の首席であった毛沢東が
人民政府の成立宣言をしました。
これを記念して、それ以来、10月1日が建国記念日となっているのです。
1週間も休日が続く国慶節
中国の家庭では、この国慶節をどのように過ごすのでしょうか。中国では10月1日が国慶節で、この日から1週間お休みになります。
ですから、多くの中国国民が、故郷に帰ったり、
家族皆で食事をしたりして過ごすのが一般的なようです。
故郷に向かう列車にはたくさんのお土産を抱えた人々が故郷をめざし、
動物園や遊園地といったスポットも多くの人々や家族連れで賑わいを見せるのです。
また1週間もの連休になるこの時期は、
季節的にも旅行にぴったりな時期でもあります。
近年では海外旅行に出かける家族も多くいるようです。
人気の旅行先としては、韓国や日本、シンガポール、モルディブ、
タイ、マレーシアなどアジア圏内が多いようです。
秋葉原や銀座といった東京都内のスポットでも
多くの中国人観光客でにぎわい光景をご覧になった方もいることでしょう。
テーマ別に見ると、韓国の済州島や、モルディブ諸島、
タイのプーケットと言った東南アジアの島々が最も人気で、
まさに中国からの東南アジアのツアーの9割近くに
これらの島が含まれているようです。
日本では夏休みや9月の連休が終わったこの時期、
これらのスポットは国慶節の休暇でバカンスを楽しむ中国人でにぎわうのです。
中国の家庭では国慶節を日本のお正月のように過ごす
中国の家庭では、日本のお正月のように家族みんなが集合して楽しく過ごす家庭も多いようです。
家庭の味がいっぱいの、手づくりのごちそうがたくさん並んで、
楽しい1週間になるようです。
また、日本でも中華街などでは国慶節のお祝いが行われているので、
実際にその雰囲気を楽しむことができます。
横浜中華街では「慶祝獅子舞(採青)」など、賑やかな祝賀イベントも行われます。
日本にいながら国慶節の雰囲気を楽しむこともできるのですね。
一度、実際に足を運んで国慶節を肌で感じてみるのもいいでしょう。
中国の歴史と文化を国慶節から垣間見ることができるかもしれません。