ブランド米コシヒカリは良母なり!

日本人の主食、米。

様々な種類の米がスーパーで販売されていますが、
もっとも有名で、かつ美味しい!とされているのはコシヒカリです。

中でも新潟県魚沼産コシヒカリは格別!値段も高めですね。

そんなコシヒカリですが、
誕生には知られざるドラマが有りました。

そしてコシヒカリにはたくさんの子供がいます。
今回はこれらについて紹介します。


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順調ではなかったコシヒカリの開発

コシヒカリのルーツは戦前までさかのぼります。

1944年に新潟県農業試験場に努めていた高橋浩之という人物により
「農林22号」と「農林1号」の交配が行われましたのが始まりとされています。

この時は戦況悪化により栽培が見送られましたが、
戦後の1946年に育種が再開されます。

ここで育種に当たったのは仮谷佳と池隆肆。

約2年かけて栽培と選抜が行われ、選ばれた優秀な種子の一部は
福井県農事改良実験所へと送られました。

5年かかってようやく福井県農事改良実験所が有望な2系統を育成し販売されましたが、評判はよくありませんでした。

茎が弱く倒れやすい、収穫量が多くないことが原因でした。

地元福井県でもほとんど採用されず、失敗作かと思われましたが、
窮地を救ったのは新潟県と千葉県でした。

1952年にこの2県で奨励品種に選ばれ、ここで一定の結果を残したことでその品種に「コシヒカリ」という名前が付けられたのです。

その後のコシヒカリの評価はいうまでもありませんね!

粘りが強く食味が非常に優れているコシヒカリは平成20年の米の食味ランキングにおいて最高ランクの「特A」を獲得し、改めて力を見せつけました。


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コシヒカリの子供たちもおいしい!

非常に評価の高い品種であるコシヒカリは、これまでに何度も他の品種と掛け合わされ、新たな品種の育成が行われてきました。

その内の幾つかはとても有名なブランド米になっています。

一番有名なのはあきたこまちでしょう。
秋田県を代表するブランドです。

コシヒカリよりも早熟かつ食味特性を受け継いだ品種を目指して育成され、現在では作付面積が第4位になるほどのブランドに成長しました。

ヒノヒカリやひとめぼれもコシヒカリの子供です。

ヒノヒカリはコシヒカリよりも少し小粒ですが、
食味は非常に優れているというお米です。

ひとめぼれは寒さに非常に強く、
その上食味もいいことで非常に人気があります。

日本を代表するお米、コシヒカリの誕生までの経緯と
その子供たちについて紹介しました。

普段は別のブランド米を食べているという方も、
たまにはコシヒカリを食べてみてはいかがですか?


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