ひとあじ加えておいしさUP! くりご飯、これをプラス!
ようやく秋が来ましたね!
空気が透きとおってくるこの季節は、
風を感じながらすっと背筋をのばして歩きたくなるものです。
街にはいつのまにか、ハロウィンの飾りがあちらこちらにあります。
本格的な季節の変わりを実感しますが、
その次にやってくるあわただしい年末までもが見えてきて、
気持ちがちょっとあせったり、たかぶったりしませんか?
そんなときは、ゆっくり、じっくり、秋の味を楽しむに限りますよね!
秋といえば、くりご飯。
ほくほくの栗を口にいれた瞬間から、
やさしくゆったりとした時間が流れていきます。
私は小さいころから、くりご飯にはごま塩でした。
ついついよくばってかけすぎてしまい、私が「しょっぱい!」
と顔をしかめると、
両親が「あーらら」と笑っていたことを今でも思いだします。
さまざまなレシピがありますが、
今回は「ひと味、ひと手間」足すことで出会える、
あたらしい、そしてなぜかなつかしい秋の味を紹介しますね!
砂糖&冷凍庫 をプラス!
渋皮をていねいにそいだ栗をビニール袋に入れて、
砂糖をまぶし、よく揉みこみ、冷凍庫で3、4時間おいておきます。
その後、冷凍庫から取り出して、砂糖を洗い流してから、
少量の酒、みりん、薄口しょう油で炊きあげる、というものです。
炊きあがった黄色い栗をみると思わず歓声をあげたくなりますよ。
ほくほくした味が広がります。
私はなぜかこれを食べると小さいころを思い出します。
母に砂糖まぶしていた?と聞いても、
「昔のことは忘れちゃった」と言うので真相はわからないのですが・・。
塩麹 をプラス!
米3合に対し、大さじ2ほど塩麹を加えて炊くだけです。
塩麹の持つ旨味が作用してなんとも深い味わいになります。
栗はひときわ甘味がまします。
それにしても塩麹の万能な働きはすごいなあ、
あとは何に入れるといいかしら・・と、これを食べているときはついつい、
料理研究家のような気分になってしまいます。
さつまいも をプラス!
え?わざわざさつまいも?というなかれ!
栗がほくほくの男の子なら、
ここに一緒に入るさつまいもはふんわりした女の子です。
一杯のご飯からいろいろな食感を楽しめるので、
にぎやかな気持ちになれますよ。
これは栗かな?これはさつまいもだね!と話がはずみ、
気がつくと食べすぎておなかがぱんぱんなこともありますが・・・。
さつまいもは、
鳴門金時のような甘味の強い品種がおすすめです。
私はこの組み合わせの時には、
塩こんぶをトッピングするのがお気に入りです。
いかがでしたか?
あたたかいくりご飯を食べ終わるころには、
きっとまわりの時間や家族もゆっくり流れているように感じられますよね。
そしてなぜか優しい気持ちで満たされます。
この気持ちで秋の夜長を楽しんだら、
また次の日から元気に行動できるような気がしませんか?
おいしい季節の恵みに感謝して、秋をめいっぱい楽しみましょう!