さつまいもは秋のともだち
秋が深まり、おいしいものがあふれる季節ですね!
先日、近所の子供たちは、顔も服も泥だらけで「おいも、ほってきた!」という歓声と一緒に帰ってきました。その表情を見るだけでも気持ちがほくほくしてきます。
さて、さつまいものおやつはたくさんあります。今回は、私が小さいころから食べていたおやつを思い出してみますね。
焼きいも、ふかしいも
さつまいもをやわらかくする手段はたくさんありますが、高温で短時間より、じっくり長時間火を通したほうがおいしいとよく言われています。焼きいもがその代表例ですね。
濡れた新聞紙に芋をくるみ、さらにラップでくるんでオーブンで1時間ほど焼くとおいしい焼き芋になるそうです。
私が普段している方法は、無水鍋に水を50CCほど入れ、じっくり火を通すものです。
さつまいもをそのまま入れてもいいし、アルミホイルを下にひいてもいいのですが、弱火で1時間じっくりと。竹串がすっとさせたらできあがりです。
無水鍋を購入したときについていたレシピ(レシピというほどでもないですが)にのっていました。
これはお鍋が焦げてしまうのが難点ですが、すぐ洗えば大丈夫です。でもやけどには注意してくださいね。
もっと短縮でしたいときは、圧力鍋でさっとふかしてしまいます。
これはそのまま食べるというよりは、おかずとしての下ごしらえの意味合いが強いです。
焼きたて、ふかしたてのさつまいもに塩をふって、マンションのベランダで食べているとき(本当は庭があればいいのですが)、なんとも言えない秋を感じます。
そして、本当に空が高いですよね。天高く馬肥ゆる秋!を実感するひとときです。
干しいも
昨今の干し野菜ブームにすっかり魅了されてしまった私は、この時期からひたすらいろんなものを干し始めています。しかし今秋は台風が多く、湿気の調整が難しいのでなかなかはかどりません。
それでも、天気予報で晴れの日が3日ほど続きそうなら、干しいも作りをしたいと今か今かと待っています。
ふかした芋は熱いうちに皮をむき、薄く切り、天日干しで3日ほど干します。
夜は室内に入れたほうがいいです。また干すときは、ざるのようなものでふたをするとほこりよけにもなります。
室内干しでも大丈夫な場合もありますが、かびてしまったので、私は空と相談しながらの天日干しにしています。かびの部分は取り除けばいいのですけどね。
できた干しいもは、少しあぶって食べるのがおいしいのですが、固くなったら油であげるとまたおいしさ復活です。
自分が小さい時と、自分の子供が小さい時にしか干しいもを食べなかったのですが、改めて今作ってみると、おいしさが新鮮です。
また干しいも作りは、調理とは少し違う楽しみがあり、作る、育てるといった方面へと働きかけます。最近注目されているキッチンセラピーに通じるところもあり、この作業をしていることで頭の中が整理され、気持ちを立て直す効果もあるようです。
最後にスイートポテトタルトです。
これは数年前、お菓子作りの好きな友人が、我が家に遊びに来た時の手土産でした。スイートポテトだけでも大変なのにさらにタルト生地まで!と驚いたことを覚えています。
この時期のおやつレシピとしては、かなりポピュラーなこともそのとき初めて知りました。
友人に敬意を表すつもりで、それから年に1回この時期にチャレンジしています。
マクビティビスケットを砕いてタルト生地にしているので、手抜きではありますが・・。
子供たちがこれを母のおやつと覚えていてくれるといいなあと都合よく想像をふくらませています。
さつまいものおやつ。この言葉だけでも幸せになれますね。
レシピはなんてことなくても、さつまいものまるで友達のような親しみやすさ、あたたかさが、気持ちを優しくしてくれるような気がします。ずっと作っていけるような簡単なおやつをこの時期楽しんでくださいね。
スイートポテトではないですが、「さつまいものケーキ」という、炊飯器で簡単に作れるレシピを見つけたので載せておきます。
これも一度作ってみたいおやつですね。