ウルトラ蒸ししょうが その効果は？
だんだん寒くなってくると・・必須な「冷え対策」！
秋も深まり、気持ちのいい季節になりましたね。
でも季節が進むにつれ、気になってくるもの・・・。
それは、「冷え」です。
実は私、さっきまで素足でパソコンに向かっていました。
そしたら足の裏の感覚がだんだん
おかしくなってきたので、さわってみたらなんて冷たいこと！
足の裏で、季節の変わりを実感してしまいました・・・。
そんなわけで冬になると、靴下を重ねてはいたり、腹巻をしたり、
毎年毎年、工夫をこらしてきました。
でも、もっと身体の内側から暖かくなりたい！
そして寒さに負けず、背筋をすっと伸ばしていつでも歩きたい！
この秋は切実に思っています。
今年の１月に情報番組で紹介されて話題になった
「ウルトラ蒸しショウガ」。
試してみましたか？
気になっているけどまだの方もいらっしゃいますよね。
やってみるととても簡単です。
ここでいったんおさらいして、実践してみませんか？
活動しやすい秋に準備しておくと、もう「冷たい！」と悲鳴をあげることなく、
冬を過ごせる気がします。
店頭のショウガってなにに効くの？
まず、スーパーに売っている生のショウガを想像してください。
これを以下、ショウガと表記しますね。
ショウガには、ジンゲロールという成分があり、血流をよくする効果があります。
そのためショウガを食べると、身体の深部の熱は手足の末端に活発に送られ、
結果、身体そのものには冷え効果がうまれます。
ショウガには、解熱作用があるというのはこのことです。
そう、ショウガをいくら食べても、根本的な冷えの改善にはなりません。
ショウガを乾燥させたものが、ウルトラショウガ
スーパーでショウガを買ってきました！
ここからひと手間加えましょう。
・しま模様の節目にそって、１，２ミリの厚さにスライスします。
・天日で一日ほど干します。
この過程を経て、ショウガのもつジンゲロールが
ショウガオールという成分に一部変わります。
ショウガオールには、「胃腸の壁を直接刺激」して血流作用を促す効果があります。
ご自分の胃のあたりに手をあて、
直接ガタゴトと刺激される様子を想像してみてください。
なんだか温まってくるのがわかりませんか？
熱をそのまま運ぶのがショウガ（ジンゲロール）、
熱をうみだすのがウルトラショウガ（ショウガオール）とおおまかにとらえると簡単です。
ウルトラショウガは、漢方の世界で、「生姜（ショウキョウ）」と呼ばれています。
寒冷腹痛を止める、中を温める、効果があるといわれています。
乾燥、さらに蒸すという工程を加えると！
ウルトラショウガを作る前に、「蒸す」という工程を加えたものが
ウルトラ蒸しショウガです。
・蒸し器で３０分ほど蒸します。
レモンのような香りが、甘い香りにかわったら目安です。
出来上がりは黒っぽくなります。
・ここから天日干しですが、出来上がりがかなり縮こまるので、
たくさん作りたい人は、気合が必要です。
さて、この過程を経たウルトラショウガの成分は、
ショウガオールの量が１．２倍に増えます。
反対にジンゲロールの量は０．４５倍。
結果、体感では３から４倍も温まったことを実感できるのです。
これが、ウルトラ蒸しショウガなのです。
漢方では乾姜（カンキョウ）と呼ばれ、ショウキョウよりも
身体の中をさらに温める効果があります。
つまり、冷え性の改善には、ウルトラ蒸しショウガ！
なのです。
摂取するときに気を付けたいこと
食べすぎると胸焼けを起こします。
目安は２，３グラム、ひときれです。
胃腸の弱い方は１グラム程度にしてください。
また保存は常温です。
冷蔵庫に入れると、せっかくショウガオールに変身したのに、
元に戻ってジンゲロールとなってしまいます。
がっかりしてしまいますね。
私はガラス瓶に入れて、キッチンの目につくところにおいてます。
料理へのアレンジの方法ですが、あたたかい紅茶にひときれ入れて、
ジンジャーティにして飲むのが一番簡単だと思います。
そのほかにも鍋や水炊きの仕上がりにひときれ入れるレシピは
たくさん紹介されていますね。
ウルトラ蒸しショウガに合う料理は何かしら・・と考えていると、
毎日の料理作りも楽しみになり、身体を温める効果のあるレパートリーも増えますよね！
この冬は、常備菜として、
ウルトラ蒸しショウガをいつもキッチンのまん中に置いてあげましょう！
