涙を大切に! ドライアイは予防が大切
目が重い、ごろごろする、なんとなく乾いている・・。これはすべてドライアイの症状です。
2200万人とも、オフィスワーカーの3人に1人がかかっているとも言われるドライアイ。
少しでも防ぎ、症状をやわらげる方法を考えてみましょう。
ドライアイってどんな症状?
ドライアイは、涙の量が減り、質が低下する症状のことです。涙の量が減ると、眼精疲労、目の痛み、乾燥、痙攣、充血などが起こってきます。
そのまま放置しておくと、目の病気はもちろん、頭痛やめまい、肩こりなど全身の不調につながり、日常生活にも支障が出てきてしまうのです。
10秒以上まばたきをしないでいられますか?
これができないと、ドライアイの兆候がみられるといいます。
涙ってそんなに大切なの?
涙はただしょっぱいだけかと思っていましたが、ナトリウム、カリウム、塩素
ビタミンA、C
ブドウ糖(栄養)
ラクトフェリン(抗菌作用、免疫成分)・・・などを含んでいます。
血液とほぼ同じ成分です。
実際に、涙の作用としては、目の乾燥防止、殺菌、洗浄、角膜への栄養や酸素補給などがあります。
涙の量が減ると、目に負担がかかってくることがわかりますね。
涙を守るためには
それでは、日常生活で涙を守っていくには、どうしたらいいでしょうか。■50分PCに向かったら、10分休む。
以前勤務していたところでは、データ入力専門部署がありました。
そこでは50分業務をこなすと、強制的に10分の休憩が与えられていました。
ひたすらPCでデータの入力をしていて、50分で合図があり、するとみな席を立ちあがって遠くをみている風景は印象的でした。
しかしこれが、データ入力という、目を酷使する仕事を続けるには当然の方法なのでしょう。
50分で10分。
難しいとは思いますが、PCに向かっている仕事の人はぜひ死守してほしい数字です。厚生労働省からガイドラインも出ています。
どうしても無理な場合は、あらかじめ、自分の席からまっすぐな目線で見えるオフィスの一番遠いところに目印をつけておき、15分たったらあそこをみる、この業務が終わったらあそこをみる、と秘密のマイルールを決めておくことです。
天井を見上げる姿勢はけっこう目立つものですが、これならスマートです。
■メガネもしくは遮光板の利用
PC用メガネを使っている方が増えてきました。目の保湿を考えて作られたメガネです。
レンズのまわりに保水成分をセットするタイプのメガネもあります。
PCに遮光板(OAフィルター)をつけるのも有効です。PC画面は目線より低くしましょう。
■目を休ませる時間をつくる
蒸しタオルで目を温める、目のまわりをマッサージする、まばたきの回数を多くする、など
目を休ませ、緊張をほぐす時間をつくることはとても大切です。
食事をしたら歯を磨くような感覚で、目をケアする時間をとってみましょう。
■涙を流して、ストレスも流す
仕事や生活で知らず知らずにたまるストレスは、目にもいいことはありません。
ちょっと疲れがたまったな・・というときは、意識的に「泣ける」映画やドラマをみて、思い切り涙を流してしまうのもいいでしょう。
悲しい、さびしいと感じた時は素直に泣いてしまうことも大切です。
(映像をみるときは、30分に5分程度、目を休憩させてくださいね!)
パソコン、エアコン、コンタクトレンズ、ストレス・・。
これらはすべて、ドライアイの原因とされています。生活でこれらを取り除くことは難しいですよね。
うまく、長くつきあうためには、日々それらと向き合っている私たちの身体をケアしていかなければなりません。
目も涙もがんばっていますね。いたわってくださいね!