尾瀬ヶ原ニッコウキスゲの見頃は?尾瀬ハイキングへのお誘い
「ニッコウキスゲ」とは山吹色でラッパ状の花が咲く多年草で
日本各地で見られます。
地域にもよりますが、花は5月上旬から8月上旬に咲きます。
ニッコウキスゲの群落として有名なものに、日光の霜降高原や
尾瀬ヶ原、霧ヶ峰などがあります。
ここでは、尾瀬ヶ原を中心とした盆地状の高原「尾瀬」についてご紹介し
ニッコウキスゲの見ごろなどについてもまとめていきます。
「ニッコウ」という名だが、日本各地で見られる多年草
「ニッコウキスゲ」とは「ゼンテイカ(禅庭花)」とも呼ばれる多年草で本州の高原で見られ、東北地方や北海道では海岸近くでも見られます。
花は5月上旬から8月上旬に咲き、ラッパ状で山吹色であることが特徴です。
草原や湿原を代表する花であり、群生すると
山吹色のじゅうたんのように見えるため、登山客らに人気があります。
ニッコウキスゲは日光の霜降高原、尾瀬ヶ原、霧ヶ峰などの群落が有名です。
花が黄色で葉がカサスゲに似ているため、地名をつけて
「ニッコウキスゲ」と呼ばれて全国に広まりました。
ただし、ニッコウキスゲは日光地方の固有種というわけではありません。
尾瀬の自然を守るために、ルールをしっかり守ろう!
さて、ここからはニッコウキスゲの名所の1つである「尾瀬(おぜ)」についてご紹介していきましょう。
尾瀬は福島県や新潟県、群馬県の3県にまたがる盆地状の高原であり
その中心となる尾瀬ヶ原は約1万年前に形成された湿原である
と考えられています。
尾瀬は活火山の噴火活動によってできた湿原であり
ミズバショウやミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落が見られます。
生態系を守るため、歩道以外への立ち入りが厳しく制限され
ごみを捨てたり、植物・小石などを持ち帰ったりすることは禁止されています。
尾瀬は5月中ごろに雪どけとなり、5月末から6月中ごろにはミズバショウ
盛夏には山野草、初秋には草紅葉、そして9月下旬からは紅葉と
四季を通じて美しい自然を楽しむことができます。
ちなみに、10月中ごろから5月初頭の入山は
雪が多いため中上級者のみとなっています。
日帰り?山小屋?ホテルや旅館?お好みでハイキングを計画!
それでは、尾瀬におけるニッコウキスゲの見ごろについてご紹介しましょう。尾瀬でもっとも人気があるのはミズバショウの季節ですが
ニッコウキスゲは山野草の中では一番の人気を誇っています。
ニッコウキスゲの花で湿原が山吹色に染まる様子は必見です!
ニッコウキスゲの季節は7月下旬から8月初旬となります。
早朝の気温は12~14度くらい、日中は20~25度くらいとなります。
季節柄、天候が急変することがありますので
夕立には注意が必要です。
尾瀬には日帰りで行くことも可能ですし
宿泊してじっくり楽しむのもオススメです。
なお、尾瀬には自然環境を守るため、ホテルや旅館はありません。
したがって、いくつかある山小屋に泊まることとなります。
山小屋では「石けん・シャンプー禁止」や「男女別の相室」などといった
ルールがあります。
そういった場所が苦手な方は、車で約1時間の場所に
ホテルや旅館がありますのでそういったものを利用するのも良いでしょう。