布団のお手入れのポイントは?干し方からクリーニングまで
「人生の3分の1は睡眠で占めている」というフレーズをよく見かけるように
睡眠は日々の健康においてもっとも大切なものです。
心地よい睡眠のためには布団の状態は重要です。
ここでは、布団のお手入れ方法について家庭でできる方法はもちろん
プロの業者にクリーニングを依頼する際の流れなどについても
ご紹介していきたいと思います。
天日干しをする際に布団たたきを使うのはNG
まずは、家庭でできる布団のお手入れについてまとめていきたいと思います。
基本的には、「晴れた日に天日干しをすること」が重要です。
綿わたや羊毛、羽毛などほとんどの布団は天日干しができます。
日光に当たった布団は寝汗の吸収力が回復するため
心地よい眠りが期待できます。
また、太陽から地表に届く紫外線には殺菌効果があるため
ダニ対策にも効果的です。
目安としては、週に1、2回、午前10時から午後3時の間に
2時間程度干せば良いでしょう。
干す際には「布団たたきを使わない」という点に注意が必要です。
強くたたくと繊維が千切れてしまい、ほこりの原因になります。
取り込む際に手のひらを広げ、表面についたほこりを払う程度にします。
その後、掃除機を使って布団に残ったほこりや
ダニの死骸などを取り除けば完璧です。
「カバーやシーツをまめに洗濯すること」も大切です。
布団カバーやシーツは、寝汗を吸収する能力が高い
綿100%のものがオススメです。
カバーやシーツも1~2週間に1回は洗濯したほうが良いでしょう。
布団を干したときにカバーやシーツを交換すると決めておけば
いつも清潔に使うことができます。
洗濯の際は柔軟剤やノリは使わないほうが
汗の吸収力の点でオススメです。
外に干せない方は、布団専用クリーナーを活用
布団のお手入れの基本は外に干すことではありますが花粉やPM2.5が家の中に入ってしまうのが嫌だという方も
大勢いると思います。
そういった場合には、布団専用クリーナーを使って
お手入れをするのが良いでしょう。
その中でも、2013年に大ヒットしたのが「レイコップ」です。
ワイドショーや雑誌で何度も取り上げられていたので
今では知らない方がいないほどの人気商品となっています。
これは、かつて医師だったCEOのリ・ソンジンが
「ハウスダストやダニに苦しむ人々を助けたい!」という
強い思いから開発した製品です。
布団に特化した掃除機であるため、通常の掃除機のように
布団に吸い付くことがなく、スムーズに掃除することが可能です。
除去されたハウスダストはダストボックスに集められるため
その効果を目で確かめることが可能です。
布団に特化した機能として、「殺菌機能」と「振動機能」があります。
細かい振動でハウスダストをたたき出し
紫外線を照射することによってダニを死滅させます。
ここで照射する紫外線の威力はとても強いため
直接目で見たり皮膚に当てたりするのは厳禁です。
子供が誤って使ってしまわないよう注意する必要があります。
布団専用クリーナーとして有名になったレイコップですが
国内メーカーではないという点で不安を覚える方もいるのではないでしょうか。
最近では同様の機能を備えた製品がさまざまなメーカーから
出てきていますので、その点について心配は要りません。
自宅で布団をパック詰めした後、宅配便で業者に送るのが一般的
さて、最後にプロの業者に依頼する場合についてまとめたいと思います。
普段のお手入れをしていたとしても、3~4年に1回は
布団専用の丸洗いや打ち直しをするのが良いでしょう。
布団クリーニングについては、専門の会社や通常のクリーニング会社
布団会社などが行っています。
それぞれのサービス内容を比較しながら
自分にとって便利な業者を選ぶのが良いでしょう。
布団はとてもかさばるため、業者に依頼する場合は
自宅で布団を梱包するのが一般的です。
申し込みをすると専用の箱やバッグが送られてきて
宅配便で送るスタイルが多いです。
そして、クリーニング後には自宅に布団が届く
というシステムになっています。
値段については業者によって差がありますが
3枚で1万円程度のところが多いようです。
高いと感じる方は、自宅の洗濯機や風呂場で洗ったり
コインランドリーで持っていって洗濯したりもできます。
しかし、手間要らずで布団が綺麗になるという魅力から
布団クリーニングを依頼する方は多くいます。
快適な眠りのためには、布団のコンディションがとても重要です。
手間と料金を天秤にかけて、布団を
どうやってお手入れするかを決めていきましょう。