夏至とは?食べ物風習は?北欧の夏至祭、日本では?
昔ながらのカレンダーには
「啓蟄(けいちつ)」や「立春」などといった事項が記載されています。
これらは「二十四節気」の1つであり、1年を24等分して
分割点を含む日に季節を表す名称を付けたものです。
さて、6月21日は1年のうちで最も昼が長い「夏至」に当たります。
ここでは、日本の夏至に関する風習と、伊勢の夏至祭
北欧の白夜を一つご紹介していきます。
1年で最も昼が長い「夏至」
1年を24等分し、その分割点を含む日に季節をあらわす名称をつけたものを「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼びます。
現在ではあまり馴染みがないかとは思いますが
祝日にもなっている「春分」や「秋分」
また「立春」や「立秋」などは多くの方に知られています。
さて、「夏至(げし)」とはそんな二十四節気の1つであり
「1年間で最も昼が長い日」です。
毎年6月21日ごろであり、2014年の夏至も6月21日となります。
冬至などと比べると、夏至の風習は馴染みが薄い
さて、続いては夏至に関する風習についてお伝えしていきたいと思います。
結論から言いますと、夏至は半年後の「冬至(とうじ)」と比べると
有名な風習が無いと言えます。
冬至にはかぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりする風習が有名ですが
夏至に関してはあまり全国的なものはないようです。
夏至の食べ物として代表的なのが「冬瓜(とうがん)」です。
冬瓜は水分が多いので、熱さましや利尿効果などが期待でき
夏にぴったりの食べ物だと言えます。
そのほか、地域によって異なる風習が見られます。
たとえば、愛知県ではイチジクに田楽用の味噌を塗って焼いた
「イチジク田楽」を食べる風習があるとされています。
ただし、私は愛知県在住ですが、この風習は知らなかったので
愛知県の一部の地域だけの話かもしれません。
また、関西の一部地域では夏至から
「半夏生(はんげしょう、例年7月2日ごろ)」の間に
タコを食べる習慣があります。
また、関東では新小麦で焼餅を作り、神様に供える風習があるようです。
いろいろな地域の夏至の風習をご紹介しましたが
冬至や土用の丑などと比べると、あまり定着していないようです。
三重県の夫婦岩では、夏至の日に行事が行われる
さて、「夫婦岩(めおといわ)」で有名な三重県の「二見輿玉神社」では夏至の日に「夏至祭」が行われます。
夫婦岩付近一帯は古くから心身を清める場所とされてきました。
夏至の日には太陽のエネルギーが最もあふれ
夫婦岩の間から朝日が昇ります。
夏至祭では、夏至の朝日を浴びながら禊(みそぎ)を行います。
この禊には全国から老若男女問わず多くの方が参加し
事前に受付をしておけば誰でも参加することが可能です。
それでは、今年の夏至祭の情報についてお伝えしたいと思います。
○・日時
2014年6月21日(土)
午前3時30分~
○・開催場所
二見輿玉神社
○・アクセス
(公共交通機関)
・JR参宮線『二見浦駅』から徒歩15分
・JR・近鉄『伊勢市駅』、近鉄『宇治山田駅』から
『鳥羽』行きバスに乗り20分
『夫婦岩東口』で下車し徒歩5分
(自家用車)
・伊勢自動車道『伊勢IC』から車で10分
・伊勢・二見・鳥羽ライン『二見JCT』から車で3分
※無料駐車場は30台分あります。
近くには伊勢神宮や鳥羽水族館など、観光スポットが盛りだくさんですので
夏至祭の帰りに寄ってみるのも良いと思います。
またヨーロッパの高緯度地方では、太陽が1日中沈まない白夜が見られます。
そして、野外でのダンスパーティーなどのお祭りが催されるようです。
地図と動画を見てください。