年越しそばの由来 どうして年越しの夜に食べるの?
次第に気温も下がり、温かい食べ物が嬉しい季節になってきました。
今まであまり蕎麦とは縁がなかったのですが、東京で暮らすようになってその美味しさに触れるようになりました。
おろし蕎麦なんて本当に美味しいですよね。
酒のみの友人などは美味しい蕎麦と美味しい日本酒が揃うと、もうそれだけで幸せ!なんて言っています。
というわけで、今回は蕎麦についてを調べてみました。
蕎麦
蕎麦とは、ソバの実を原料とした蕎麦粉をこねて作る麺料理です。
寿司やてんぷらと並ぶ代表的な日本料理で、それだけに様々なバリエーションも多く存在しています。
生地をこねる際に、何を繋ぎに使ったのか。
どんな風に食べるのか。
何と一緒に食べるのか。
それぞれにいろんな名前がついています。
また、日本を代表する料理のひとつとして、強いこだわりを持った人も多くいます。
普通はつゆにつけたり、つゆをかけたりして食べる蕎麦ですが、香りや食感を楽しむために塩や水だけで食べる人もいるそうです。
また、世界でも珍しく音を立てて啜ることが許された料理でもあります。
蕎麦は音をたてて啜り、空気を混ぜて食すことでその香りを楽しむものだとも言われています。
年越しそばの由来
そんな日本を代表するこだわりのメニュー、蕎麦ですが、どうしてその蕎麦を年越しの夜に食べる習慣があるのでしょうか。
年越しそばの習慣は遡ると、江戸時代にはすでに定着していたと言われています。
その理由としてはそばは切れやすいため、年越しの夜に食べることでその年の悪運を断ち切ることができる、というものです。
他にも細く長く長寿を願う意味があったり、金粉を集めるのに蕎麦粉で作った団子を使ったことから、金運を集める縁起ものとして、という考え方もあります。
日本全国に深く染みついた文化ではありますが、地域によっては年越しそばと言いつつ、実際には蕎麦ではないものを食べる地域もあります。
沖縄では、大晦日の夜に食べる年越しそばは、沖縄そばであることが多いです。
また、うどんの名産地である香川では、そばではなくうどんを食べることもあるそうです。
蕎麦の具材や、食べ方だけでなく、「年越しそば」といいつつ蕎麦以外を食べている地域があるというのも、面白いですね。
年越しそば振舞い 開催日:12月31日(火)午後1時30分から開始! きそふくしまスキー場
気を付けて、ソバアレルギー
私たちの生活の密着しているこの蕎麦。
実はアレルギーフードでもあります。
身近なだけにまさか蕎麦が食べられない人がいるなんて、とつい人に薦めてしまいがちですが、蕎麦アレルギーは命に関わるほど大きなショック状態を引き起こすことも多くあります。
美味しい御蕎麦だから是非、と無理強いするようなことがないようにしたいものですね。
店によって、味やこだわりの違う日本人のソウルフード、御蕎麦。
これからの寒い季節、あったかい御蕎麦の食べ歩きも良いのではないでしょうか。