エイプリルフールは嘘をついてもいい日?起源とおもしろネタ

エイプリルフールは毎年4月1日には嘘をついても良いという風習です。
起源は定かではありませんが、
現在では世界中でこの日にいろいろなジョークネタが登場しています。

ここでは、2013年に日本の企業が行った
エイプリルフールネタについて3つご紹介したいと思います。

また、最近では特にSNSなどでハメを外しすぎて、
冗談では済まされないケースもあります。

エイプリルフールを題材とした作品と関連させながら、
エイプリルフールについてお伝えしていこうと思います。


起源はハッキリしていないが、世界中に広がるエイプリルフール

エイプリルフールとは、『毎年4月1日には嘘をついても良い』という風習です。
多くの国でこの風習を見かけますが、起源はまったくの不明です。
有力な説を2つご紹介しますが、いずれも確証はありません。

1つめは、ヨーロッパを起源とする説です。
昔は3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していました。
しかし、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用し、
これに反発した人々が4月1日を『嘘の新年』と称して馬鹿騒ぎを始めました。

しかし、当のシャルル9世はこの事態を収めるため、
騒ぎを起こした人々を逮捕し、処刑してしまいました。
そして、この事件を忘れないために、
4月1日を盛大に祝うようになっていったという説です。

もう1つ有力なものとして、インドが起源という説も存在します。
インドにおいて悟りの修行は、春分から3月末まで行われていました。
しかし、すぐに迷いが生じることから、
4月1日を『揶揄節』と呼んでからかったことが由来という説です。

どちらの説も、確証がないので仮説の域を出ていないのが現状です。

現在においては、4月1日には世界中で新聞が嘘の内容の記事を掲載したり、
TVニュースでジョークニュースを報道したりといったことが広く行われています。

また、インターネットの普及に伴って、ウェブサイトなどで
ジョークコンテンツを公開するといったことも行われています。
そして、ジョークの規模についても、簡易なものから
大きな労力をつぎ込んだものまで存在しています。

別のメディアが情報を真に受けてしまった事例もあります。

■かつて通信社が配信した嘘記事を
日本の新聞社が本当のニュースとして掲載したことがあった。

■2005年に日本の新聞社が掲載した
『スマトラ沖地震の余波で沖縄南端に新島が出現』という記事を
韓国の新聞社がニュースとして掲載する。

など多数あります。


日本企業もさまざまなエイプリルフールネタを展開

エイプリルフールは今や、海外だけの風習ではなくなり、
日本においても広く行われるようになりました。

ここでは、2013年のエイプリルフールに
日本の企業が行ったネタについてまとめていきたいと思います。

■・はなまるうどん
セルフうどんチェーン大手のはなまるうどんが行ったのは、
『まるごとダイオウイカ天』の予約販売というネタでした。

サイズは18メートル、価格は87000円で、
1週間前までに予約が必要とHPに記載されました。

実際のメニューのように、素材へのこだわりなどが詳細に書いてあるので、
クオリティが高いネタでした。

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栄養満点「まるごとダイオウイカ天」

◆・日清食品
日清カップヌードルの姉妹品として
お湯をかけて3分でできあがる『カップヌードルプリン』を発売すると
FacebookとGoogle+上で発表しました。

日清カップヌードルのパッケージに
上からカラメルソースをかけた様なデザインになっていて
ロゴや内容量などの記載もちゃんとあって本格的でした。

●・ソニー
プレイステーション公式ツイッターが、
古代エジプト・イアフメス朝の遺跡から
プレイステーションが描かれた壁画が発見された

と報告しました。

ツイッターでは、
『1994年発売と考えられていたプレイステーションの起源
が3千年以上遡ることとなり業界に衝撃が走っています』
と綴られました。

このように、企業はもちろん個人サイトなどにおいても、
多くの人がエイプリルフールのネタを提供しています。

果たして2014年は、どういったネタが飛び込むのでしょうか?


『人に迷惑がかからない嘘』が基本

この日だけは嘘をついても良いという
エイプリルフール。

しかし、どういう嘘をつくかは
慎重に選ばないと後々大変なことになります。

私がエイプリルフールで思い出すのは、
国民的人気マンガ『ドラえもん』です。

テレビアニメ化や映画化もされているので多くの方がご存知だと思いますが
コミックス7巻に収録されている『帰ってきたドラえもん』というお話です。

とある事情でドラえもんが未来に帰ってしまい、
のび太は毎日をぼんやりと過ごしていました。

そんな時、ジャイアンとスネ夫が『ドラえもんが帰ってきた』
という残酷な嘘をつきます。

最後は、のび太が『ウソ800』という道具を使って
ドラえもんともう一度暮らせるようになるのですが、
エイプリルフールのあり方についていつも考えさせられる作品だと思います。

最近では、ツイッターやFacebookなどのSNSにおいて、
軽い冗談のつもりで行った投稿が炎上し、
警察に捕まるといったケース
も見られます。

笑って済ませられるような嘘をつく』というのが、
エイプリルフールを楽しむ上で大事なのではないでしょうか。

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