世界の強豪が日本に集結!『グラチャンバレー』とは?
2013年の大会では日本女子が3位に入賞した『グラチャンバレー』。
大会の歴史や、今年の大会についてお伝えしていきます。
合計6チームが世界一を目指して競う大会
グラチャンバレーの正式名称は、『バレーボール・ワールドグランドチャンピオンカップ』です。これは国際バレーボール連盟主催の国際大会です。1993年から始まった大会で、4年に1度、オリンピックの翌年に日本で開催されます。参加するのは北中米・南米・欧州・アジアの各大陸チャンピオン4チームに加え、会場国である日本、国際バレーボール連盟推薦チームの計6チームです。
オリンピック・世界選手権・ワールドカップの『世界三大大会』と比べると出場チームは少ないですが、この大会も含めて『世界四大大会』と呼ぶこともあります。
この大会はもともと、低迷した日本チームが世界のチームに挑戦するというコンセプトでスタートし、日本の著名芸能人が大会を盛り上げているため、イベント的な要素も強いのが特徴です。
また、大幅なルール改正の試験大会として位置づけられることもあり、実際に1997年の大会ではリベロ制が初めて導入されました。
2013年の大会は女芸人のイモトアヤコがスペシャルサポーターを務め、テーマソングは倖田來未が担当しました。また、大会マスコットは『バボちゃん』で、鳥をモチーフとしたキャラクターになっています。
男女ともに強いのはブラジル
この大会では、6チームによる1回戦総当たり戦による勝敗数で順位を決定します。最多優勝国は男女共にブラジルです。男子は1997年、2005年、2009年と3回優勝しており、女子は2005年と2013年に優勝しています。ちなみに、2013年の大会は女子が終了しましたが、男子はまだ大会が行われているため、順位がどうなるかは分かりません。
日本は開催国ではありますが、未だ優勝や準優勝をしたことがありません。
男子においては1997年と2001年が5位、1993年と2005年が4位、2009年が3位でした。女子は1997年と2005年が5位、1993年と2009年が4位、2001年と2013年が3位という結果でした。
世界のトップのチームばかりを集めて対戦するので、なかなか上位に食い込むのは難しいと言えます。
2013年の大会では女子は3位!男子の結果はどうなる?
2013年の大会は11月12日・13日に日本ガイシホールにて女子名古屋大会が、11月15日~17日に東京体育館にて女子東京大会が行われました。また、11月19日・20日には京都府立体育館にて男子京都大会、11月22日~24日は東京体育館にて男子東京大会が行われます。
17日の女子最終日では、日本はブラジルと対戦し、第1セットは27-29と接戦になったものの、第2、第3セットは大差をつけられてしまい、セットカウントは0-3で試合終了となりました。
男子は初日の19日にアメリカに敗れましたが、ここからの巻き返しが期待されています!
2013 結果
女子 勝点
1位ブラジル 15
2位アメリカ 10
3位日本 9
4位ロシア 4
5位タイ 4
6位ドミニカ共和国 3
男子 勝点
1位ブラジル 12
2位ロシア 11
3位イタリア 9
4位イラン 7
5位アメリカ 6
6位日本 0