パソコンを廃棄するときデータ消去はどうしていますか?
2001年の発売以来、家庭内はもちろん
多くの会社や自治体で使われてきた「Microsoft Windows XP」。
2014年4月8日に延長サポートが切れ、セキュリティーに不安があるとのことで
多くのXPユーザーが新しいパソコンを購入するに至りました。
古いパソコンを廃棄するときに
多くの方が頭を悩ますのが「データの消去」です。
ここでは、パソコンの廃棄法やデータの消去法について
お伝えしていきたいと思います。
パソコンを廃棄するとき どんな処分法でもデータ消去は自己責任で!
パソコンやディスプレイモニターなどは、「資源有効利用促進法」によりメーカーによる自主回収・リサイクルが義務付けられました。
したがって、基本的に自治体での回収や処分は行わないため
不燃ごみや粗大ごみとして出すことはできません。
ここでは、パソコンの主な処分方法についてご紹介します。
□・配送して処分 古いパソコンを無料で廃棄・処分してくれる業者があります。 また、業者によってはハードディスクのデータ消去も行います。 □・地域の業者に依頼 地域によってはパソコンや家電を無料で回収しているところがあります。 しかし、この場合はデータ消去を自分で行う必要があります。 また、必要な部品を取り出した後に不法投棄を行ったり 途中で料金を取ったりする業者もいますので、注意が必要です。 □・メーカーによる回収 パソコンメーカーが有償で回収を行います。 また、「PCリサイクルマーク」がついている場合は無償です。 しかし、データ消去は自己責任です。 □・譲渡・中古ショップに売る 友人にあげたり、リサイクルショップなどに売ったりする方法です。 この場合は特にデータを完全に消去しないと情報漏れのリスクがあります。 |
このように、パソコンの処分法にはさまざまなものがあります。
しかし、データの消去に関しては自己責任である場合が多いので
正しい方法で消去することがそれぞれのユーザーに求められています。
マイクロソフト社がWindowsXPのサポートを終了したことで
破棄パソコンが急増!こちらの動画では東京都八王子市の
パソコンリサイクルセンターでの様子がわかります。
データ消去大丈夫?ゴミ箱やリカバリではデータ復元が可能!
家庭でも会社でも、パソコンは実にさまざまな用途で使われています。メールの送受信やインターネット、画像や写真の管理や文書作成などによって
1台のパソコンにはたくさんの個人情報が蓄積されていっています。
パソコンを廃棄したり譲渡したりする場合は
これらのデータを完全に消去しなくてはなりません。
多くの方が、「マイドキュメント」フォルダ内の
データの消去を行っていると思いますが
ソフトの設定情報の中やブラウザの情報内に
さまざまな個人情報が残っている危険性があります。
さて、必要がなくなったデータを処分する際は
多くの方が以下の3つの方法を使います。
○・ゴミ箱に捨てる、ファイル削除を行う ○・ディスクをフォーマット(初期化)する ○・リカバリディスクでパソコンを工場出荷時の状態に戻す |
特に、パソコンを廃棄したり売ったりする場合には
リカバリディスクを用いてデータを初期化する方が多いようです。
しかし、今挙げたこれらの操作では
実はハードディスク上にデータが残っています。
これらのデータは、通常の方法で見ることはできませんが
特殊なソフトを使うことでデータを復元できてしまうのです。
したがって、悪意を持った第三者にデータを読み取られる危険性があります。
完全にデータを消去するには、専用ソフトが必須!
それでは、自分自身や家族、会社などの個人情報を守るためにはどうすれば良いのでしょうか?
ハードディスク上のデータを完全に消去するためには
専用のソフトが必要となります。
ただし、この消去ソフトを使って消したデータは、いっさい元に戻せません。
したがって、重要なファイルはCDやDVDなどの外部ディスクにバックアップしておきましょう。
データ消去のソフトは、パソコンによってはあらかじめ本体にインストールされています。
しかし、そうでない場合は自分で用意する必要があります。
ネットでダウンロードできるフリーソフトもあれば
家電量販店などで購入できるソフトもあります。
その中の一部をご紹介していきます。
【市販ソフト】
・ターミネータシリーズ(AOSテクノロジーズ)
・完全抹消シリーズ(ジャングル)
※価格は3000円~5000円程度となっています。
【フリーソフト】
・DESTROY
※無料のソフトで、ネットでダウンロードして使います。
ある程度パソコンの知識がある方向けです。
パソコンにデータ消去ソフトがない場合は、こういったものを使ってみましょう。
最近では、中に入っている個人情報を探るために
中古屋でハードディスクを購入する輩もいるそうです。
大事なデータを盗み見られないよう
しっかりと消去してから廃棄や譲渡を行いましょう。
物理的破壊なら基本大丈夫!
この動画ではハードディスクの取り出しから破壊までが映っています。