「外資系製薬会社」って?就職や転職先を探すときの考え方
外資系企業とは、外国法人や外国人が一定以上の
出資をしている日本の企業のことです。
21世紀に入るとコンサルティング会社や金融機関が
日本に現地法人を多く設立するようになりました。
外資系企業の中でも「外資系製薬会社」に
スポットを当ててみたいと思います。
有名な外資系製薬会社について特徴を挙げたり
就職・転職する上でのメリットやデメリットについても
考えていきます。
外資系企業は実力主義
そもそも、「外資系企業」とはどういった企業を指すのでしょうか?これは、外国法人あるいは外国人が一定以上の出資をする日本の企業のことです。
対して、外資系でない日本の企業は、「日系」や「国内系」などと呼ばれます。
21世紀に入って外国のコンサルティング会社や金融機関が
日本に現地法人を設立して多くの日本人を採用するケースが増え
その高額の給料が注目を浴びるようになりました。
さて、外資系の企業の特徴としては給料が高いということのほかに
「英語が必要」とか「実力主義」といったことが挙げられます。
そのため、上昇志向が高く、スキルアップを望んでいる方が多く集まります。
ファイザーなど、外資系製薬会社は多数
日本においてはどのような外資系製薬会社があるのでしょうか。ここでは、主な企業について挙げていきたいと思います。
■・ファイザー 世界売り上げ1位の米国の製薬会社です。 ファイザーの日本法人「ファイザー株式会社」の本社は 東京都渋谷区にあります。 ■・MSD(メルク・アンド・カンパニー) 日本では「MSD株式会社」としてビジネスを行っています。 ■・中外製薬 2002年にスイスの大手医薬品メーカー 「エフ・ホフマン・ラ・ロシュ」グループの傘下に入りました。 ■・ノバルティスファーマ(ノバルティス) スイスに本拠地を置く企業「ノバルティス」の日本法人 「ノバルティスファーマ株式会社」としてビジネスを行っています。 最近では、論文の臨床研究に不正が見つかったり 座薬に針が混入していたりといったニュースで有名になっています。 ■・グラクソ・スミスクライン イギリスに本社を置く製薬企業で日本法人の 「グラクソ・スミスクライン株式会社」としてビジネスを行っています。 薬のほかにオーラルケア用品なども扱っていて 「シュミテクと」や「ポリグリップ」などがよく知られています。 ■・サノフィ フランスを本拠とする「サノフィ」の日本法人 「サノフィ株式会社」としてビジネスを行っています。 |
このように、日本においても
多くの外資系製薬会社が活躍していることが分かります。
メリットとデメリットを考慮した上で働こう!
それでは最後に、外資系製薬会社に就職・転職を考えている方のために働く上でのメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
【メリット】
○・新薬開発力の高さ
日系製薬会社と比べると、新薬開発力の高さは圧倒的です。
したがって、営業職の方は新薬を市場に普及させることに
やりがいを感じるようです。
また、研究職や開発職の場合も新薬開発に携われることが
大きなやりがいとなるようです。
○・成果主義
成果しだいでは非常に高い報酬を得ることができます。
20代であっても800~1000万円前後を稼いでいるケースは珍しくなく
ほかの企業と比べて給料が高いことが魅力です。
【デメリット】
○・収入が不安定
成果主義で多くの報酬を得ることができる反面
仕事が大変でプレッシャーもかなりあります。
1つの会社で安定した収入を得たいという方は
外資系よりも日系のほうがオススメだと言えます。
このように、外資系にはメリットとデメリットがあります。
良い部分のみを見るのではなく
ライフスタイルを長期的に考えた上で就職先や転職先を考えましょう。