教育実習のお礼状はいつ誰に書くべき?

教育実習は、教員を目指す学生にとって避けては通れない科目です。

学生にとってハードな実習であると同時に
教育実習を受け入れる学校においても大変な仕事です。

普段の仕事にプラスして教育実習生の面倒を見なくてはならないため
実習校の職員にはかなりの負担になります。

こういった実習校の厚意に感謝するため
実習後にはお礼状を出すのがマナーです。

ここでは、教育実習のお礼状について
私自身の経験を元に語っていきたいと思います。

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教員免許状を取得するためには必須の科目

教育実習」とは、教育職員免許状を取るために修得する科目のことです。
または、その科目の内容として各学校で行われる実習を指します。

教職課程(教員養成課程)を設けている大学・短期大学・教員養成機関などでは
教育実習引き受け校での、2週間から4週間程度の実習
事前事後の講義や演習、指導などを含めて「教育実習」科目としています。

また、養護教諭の免許状にかかわるのは「養護実習
栄養教諭の場合は「栄養教育実習
特別支援学校の場合は「障害者教育実習」と呼ばれて区別されています。

教育実習の受け入れ校(実習校)については、通常、実習を受ける本人が
受け入れ依頼をして内諾を得ることとなっています。

しかし、教員養成課程では学生のほとんどが教育実習を受けるため
大学が一括で申し込みを行うケースが多いです。

また、教育実習の受け入れは義務ではなく
あくまでも学校の正規の教育活動が優先されます。

ちなみに私は大学3年生の秋に教育実習を経験しました。

出身校の隣の中学校だったので、知り合いの先生が何人もいて
ある意味で「やりにくさ」を感じました。

しかし、実習中に文化祭や定期テストなども体験させてもらえましたので
とても良い経験になりました。

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教育実習では色々な指導を受ける

続いては実際の実習内容についてご紹介します。

教育実習生は、実習校の校長や指導教諭の指導を受けます

教育実習というと、「正規の教員に代わって実習生が授業を行う」
というイメージが強いと思います。

しかし、実際には指導教諭の授業を見学してレポート意を書いたり
清掃や給食、部活動などの指導を行ったり
校長や生徒指導、教務などの担当者から説明を受けたり
など、実習内容は多岐に渡っています。

このように、教育実習の期間中には実習生はもちろん忙しく過ごします。

しかし、指導教諭を中心に実習校の職員は、普段の仕事に加えて
実習生の面倒を見ることになるため、とても仕事量が増えることになります。

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お礼状のタイミングは「すぐ」と「進路決定後」の2回

先ほどお伝えしたように、教育実習の実習校の職員の負担は
計り知れないものがあります。

実習を終えたら、必ず実習校にお礼状を出すようにしましょう。

これは、社会人としてのマナーでもあります。
大学からも必ず指導されます。

基本的には、教育実習が終わって少し落ち着いたとき
一度お礼状を出すようにします。

実習校の校長指導教諭あてに出すことが多いです。

それに加えて一緒に過ごした児童や生徒たちに向けて
出すのも良いでしょう。

また、お礼状は字に自信がなくとも
必ず手書きするようにします。

学校によっては廊下などに掲示する場合もありますので
丁寧に書きましょう。

そして、このほかにもう1回
実習校にお礼状を出して欲しいタイミングがあります。

それはズバリ「進路が決まったとき」です。

教員採用試験の合否や、就職先、進学先について
必ず伝えるようにしましょう。

特に、教員採用試験を受けた場合は、これから教員仲間になる訳ですから
必ず手紙を出して知らせるのがマナーと言えます。

仮に試験が不合格であった場合でも、その旨を伝えることで
臨時講師として働けるケースもあります。

教育実習は実習校の厚意によって行われています。

実習中は真剣に取り組み、終わってからもしっかり
お礼の気持ちを伝えるのが必要です。


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